2016年の能登ゼミ研修では、志賀町、能登町、珠洲市の3つのグループに分かれてそれぞれ研究を行った。
志賀町グループは①農業体験を通して志賀町の地域資源を発見する、②Uターン・Iターンについて住民の声を聞くことを目的として、「きりしまの宿」の西浦さんにお世話になりながら、里山の農業体験や、インタビューを行った。
志賀町の職、若者の地元イメージ、地域の魅力についてインタビューや農業体験を通して考え、土日などの短期休暇での志賀町宿泊を提案した。
能登町グループは宇出津でUターン・Iターンした方にインタビューを行い、メリット、デメリット、現状を調査し、地域活性化につながるかを検証した。
カフェ開業者、家業を継いだ金物屋など業種の異なる6名の方にインタビューを行い、Uターン者の促進、Iターン者の地域受け入れ、能登町の地域活性の課題について考えた。
珠洲市グループはUターン・Iターン者の調査と、地域資源の採掘を目的にインタビューを中心に調査を行った。
地域資源の採掘として珠洲の伝統である塩作り体験や、珪藻土が作られる現場の見学、珠洲へUターン・Iターンした若い人たちへインタビューを行った。
3グループに共通して浮かび上がったのは地域の魅力は地域住民自身であり、また地元の人は気づかないような当たり前にあるものが魅力であるということです。
このように能登ゼミではインタビューを中心に地域について考え、現地に行くことでたくさんの学びを得ています。