Little Tokyo Service Centreを訪れた後は、NPO団体の“KIZUNA”の代表、Craig Ishiiさんにお話を伺った。KIZUNAは小中学生から20代の若者までを対象として活動している。「教育を通して将来のコミュニティーを創造し、次世代を力強く成長させていく」ことをKIZUNAに与えられたミッションとして考えており、様々な活動を行っている。小・中学生の”Young children”に対しては、餅つきや流しそうめんなどの日本の行事を教え、実際に体験してもらっている。一方、高校生以上の”Adult children”に対しては、Leadership Programme, Internship programmeを準備しており、個々人の養成を通して将来へ還元できるように考えられている。
Craig Ishiiさんのお話で最も興味深かったのは、日本人としてのアイデンティティーよりも日系人としてのアイデンティティーを強めていくことという部分である。日本の文化を忘れてしまうから、日本人としてのアイデンティティーを強めるのではなく、日系人としてのアイデンティティーを強めることで結果的に日本のことも自分の身近にあるという考え方は私にはなかった。だが、このようにすることでいつか日本から消えてしまうかもしれないものが日系人の中で生き続けていればそれは文化の保存になりうる。日系人としてのアイデンティティーを高めるということは、日系人コミュニティー以外にも影響を与える可能性があるのだと感じた。
We could see Mr. Craig Ishii, who is a representative of “KIZUNA”. KIZUNA works for people who are from primary school students to 20s. It does various things based on one thought, “Building a future for our community through the education, empowerment, and engagement of the next generation.” For primary or junior high school students, “Young children”, staffs of KIZUNA teach them Japanese things like Mochitsuki or Nagashi so-men and make them experience. On the other hand, for high school students, KIZUNA prepare Leadership Programme and Internship Programme.
Most interesting thing for me is that KIZUNA think that it tries to strengthen Japanese-American identity more than Japanese identity. It thinks that if people strengthen the identity of Japanese-American, eventually they can get Japanese things. I do not have that idea. However, I noticed that Japanese-American have possibility of preserving Japanese things even if Japanese people do not keep them.