ロスアンゼルスにおけるバーチャル・フィールドスタディー(日系アメリカ人の歴史に学ぶ)その1

芦沢ゼミでは、毎年2月にロスアンゼルスの日系アメリカ人コミュニティーを訪問するフィールドトリップを実施しております。今年はコロナ禍により、バーチャルツアーを実施しています。

2021年2月11日に、全米日系アメリカ人博物館にて、日系人のMas Yamashita さん(84歳)の案内で博物館の歴史的な展示紹介とご自身の体験を話していただきました。また、2月13日にはマンザナール収容所跡地のバーシャルツアーをおこないました。同収容所には1万人の日系アメリカ人が1942年から3年半にわたり収容されていましたが、現在は連邦政府が、大統領令により差別的な取り扱いをおこなった歴史的遺産として保全し、研修ツアーなどの受入れをおこなっています。Park RangerであるAlisa Lynchさんにマンザナール収容所の展示紹介、当時の収容者の生活、様々な人生模様、今日の私たちが学ぶべきものについてお話いただきました。

(担当:芦沢真五)

自身のライフストーリーをお話しくださったBryan Takedaさん

下の写真は2019年に、ゼミ合宿でマンザナール収容所跡地を訪問した時のものです。訪問者は、夏は暑く、冬は極寒の地で、ひとつのバラックに複数の家族が共に生活したり、トイレやシャワールームに壁がなく、個人のプライバシーがまるでない刑務所のような生活環境に1万人以上の日系人が収容されていたことに衝撃を受けました。